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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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西大台の原生林へ1

大台ケ原への山旅の2日目となった本日は、展望がすばらしい昨日の東大台に続き、原生的な森に浸れる西大台の散策を楽しみました。子どもたちを連れての山歩きでしたが、森や木にカメラを向けた写真はそれなりに撮っていて、それらを5回に分けて掲載します。

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子どもの頃から山歩きを続け、より人の手の加わらない深い原生林に魅せられてきた私は、学生時代には京都・滋賀・福井の府県境に広がる京都大演習林の芦生の原生林を繰り返し歩いたほか、東北アルプスの飯豊・朝日両山脈、和賀山地、八幡平に隣接する葛根田や森吉山の原生林も彷徨。地方勤務時代には白神山地の最奥部や北海道の山々もテントを担いで歩き回りました。

そんな私にとって山頂部をドライブウェイで切り裂かれた大台ケ原は、手軽に入れるからこそ魅力に欠けた存在でしたが、それでも大学時代に1度だけ実家の車を借りて軽い遠足気分で来たことがあり、自然そのもののすばらしさには触れていました。
もちろんその頃は、今や厳しい入山制限を敷かれた芦生や白神の原生林と同じく西大台も自由に歩けたため、それほどありがたみを感じることもありませんでした。

ところが20年ほど前からの西大台は、国立公園内の「利用調整地区」として生態系維持のため立入人数の制限が設けられるようになり、煩雑な事前手続きが必要になったことから、近畿に残された貴重な本物の自然でありながら一般人が気軽に体験することができなくなっています。
それはそれで原生的な自然を後世に残すには必要な措置なのだろうと理解しながらも、そもそもドライブウェイによる大規模な自然破壊を許しておいて今さら何をやっているのかといった思いもぬぐえません。手軽に体験できるようになった本物の自然であれば、多くの人に触れてもらわなければそのすばらしさを訴え、理解してもらうことなどできないと思うからです。

自分にとっては、子どもたちに本物の自然に触れさせてやりたいものの、事前申請が必要なら安全に山歩きのできる好天の日を選ぶことすらできないというのは、ちょっと納得のいかないところでした。そのためロッジに空き部屋の問い合わせをした際、当日申請ができるようになったと聞き、今回は何としても西大台に入りたいと思ったわけです。
立入申請の受付業務は地元・上北山村の商工会が環境省から請け負って行い、本日はロッジの隣りの施設で午前9時から受付開始。玄関前には9時前から既に10人ほどが待っていたものの、コロナ禍もあって事前申請した人も少なく、上限の人数には達しないとのこと。とはいえお一人が手作業で行う受付は超スローで、ようやく認定証を手にして近くのビジターセンターで事前レクチャー代わりの10分ほどのビデオを見ると、既に10時を回っていました。

山歩きは、天候の急変にも対応できるようできるだけ早く出発するのが鉄則ですし、朝の空気や景色がすばらしいことも考えると、この手続き方法も改善の余地があると思いましたが、森に足を踏み入れると、そんな不満もあっという間に吹き飛びました。
広葉樹のブナにトウヒやウラジロモミといった針葉樹が交ざった、懐かしい原生林に包まれるだけで心が満たされる感じがして、猛暑の下界からは想像できないほどの涼しい空気の中、子どもたちも柔らかい森の小道を跳びはねるように歩きだしました。

真夏の森とあって、強い木漏れ日が降り注ぎ、陰影が激しくなり過ぎて写真は撮りにくい状況でしたが、それでも表情のある木々の樹皮やブナのこずえ、トリカブトの仲間・カワチブシの花などにカメラを向けました。
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