FC2ブログ
“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

最新トラックバック

カレンダー

05 | 2021/06 | 07
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

月別アーカイブ

FC2カウンター

全記事表示リンク

県都前橋生糸の市2

10月下旬、定年前に取った休暇を利用して群馬県や島根県に出かけた旅行の写真の落穂拾いを続けます。
本日掲載するのは昨日に引き続き、旅行4日目の朝に前橋市内をジョギングした際に撮った写真の残り9枚です。

BL201029前橋ジョグ2-1IMG_9342 BL201029前橋ジョグ2-2IMG_9354 BL201029前橋ジョグ2-3IMG_9339

BL201029前橋ジョグ2-4IMG_9345 BL201029前橋ジョグ2-5IMG_9366 BL201029前橋ジョグ2-6IMG_9352

前橋の繁華街を抜けて立ち寄ったのは利根川に流れ込む清流で、岸辺に遊歩道が整備された広瀬川。
橋のたもとには「前橋残影」の碑があり、「繭ぐるま 引けばこぼるる天の川」の歌とともに生糸を紡ぐ女性の姿を描いたレリーフが彫られています。製糸の街として栄えたころ、このあたりに広瀬川の豊かな水を利用する器械製糸場が設けられていたということです。

川沿いに少し走ると群馬県庁の裏手の利根川沿いに、県の迎賓館として建てられた木造建築で国の重要文化財となっている臨江閣と「さちの池」を抱く前橋公園に出ます。
実を言いますと、前橋に3年間住んで県庁の隣りの県警に通っていた私ですが、この臨江閣の記憶はほとんどなく、前橋公園もその存在は知っていて、すぐ前を数えきれないほど通っていたものの中を歩くことはなかったようです。

市内の公園と言えば、前橋公園のわきをスタートする川沿いの国道バイパス「国体道路」を2キロほど北上した所にあって、バラ園で知られる敷島公園に出かけることはしょっちゅうで、まさに灯台下暗しでした。
当時の私は、自宅から県警本部まで通った愛車ジムコ(スズキ・ジムニー)の屋根のキャリアにマウンテンバイクを積み、本部から市内の警察署まで自転車で出かける「健康署回り」はしていましたが、基本的に車中心の生活だったうえ、平日は仕事に没頭していたことから徒歩範囲に出かけることがなかったとも言えます。いずれにせよ30年以上を経た今回の再訪で、こうした自分にとって隠れた市内の名所を巡ることができたのは収獲の一つでした。

前橋公園の、さちの池の中には鶴の像が立っていて、この像を手前に入れて背後にそびえる県庁舎を撮っておきました。
「鶴舞う姿の群馬県」は、地図で見る県の輪郭を表現した上毛かるたの代表的な句で、とっさにそれが浮かんだからですが、調べてみると1959年の平成天皇ご成婚を記念して造られた池そのものも鶴のような県の形になっていたとのこと。
上毛かるたは全部覚えていたのに、こんなうんちくも知らなかったとはお恥ずかしい限りです。

その県庁舎は私が離任して10年余りたった1999年に完成。都道府県庁舎としては都庁に次ぐ高さを誇る33階建てで、まさにバブルの産物です。私がいたころは記者クラブにも所属していた前橋市役所の12階建てビルが県内ではダントツの高さでしたので、今世紀に入って前橋を再訪し、この県庁舎を初めて見たときには仰天しました。
外廊下から簡単に出入りできるという無防備さだった県警記者クラブの建物は既になく、隣りにあった歴史的建造物でレンガ造りの旧県庁舎は新庁舎ビルの足元に保存されているものの目立ちません。これほど景色が変わると、懐かしの地を訪れながらセンチメンタルな感傷に浸りたくても許されず、心の風景が記憶の中にだけ押し込まれてしまったようで、寂しくもあります。

BL201029前橋ジョグ2-7IMG_9370 BL201029前橋ジョグ2-8IMG_9371 BL201029前橋ジョグ2-9IMG_9376

県庁の向かいにある群馬会館は昔のままの姿。こちらは昭和天皇の即位を記念して1930年に建てられた県内最古の公会堂で、保存された旧県庁舎とともに現役で使われているということです。

県庁前のケヤキ並木を駅方向に行くと、右手のビルに懐かしい看板を見つけました。
この「六曜館」は当時、市内でほんの2軒だけあった本格的なバーのうちの1軒。日本酒党の私は1人で行くことはありませんでしたが、洋酒が大好きでスコットランドを旅したこともある友人がここに入り浸っていて、よく一緒にグラスを傾けました。
もう1軒は、アイビールックで蝶ネクタイのお爺ちゃんの店で既に閉店。県警記者クラブのご用達だったオバサマのスナックも今はないなか、知った店の看板を見るのはちょっとうれしい気持ちがしました。
スポンサーサイト



コメント


管理者にだけ表示を許可する