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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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秋の東京都心ジョグ2

待ちに待った土曜の本日は晴れたり曇ったりではあったものの暖かい日和となり、晩秋の名残の紅葉を楽しむため家族で近隣の山をハイキングしました。

ただ掲載するのは引き続き1カ月近く前、東京出張で仕事をこなした翌朝、都心をジョギングした際に撮った写真です。2回目の本日分も9枚。皇居の外堀から迎賓館前や赤坂御所そばを通りイチョウ並木が見頃を迎え始めていた神宮外苑を抜けて、再び皇居に戻ってくるまでに撮った秋真っ盛りの都心の風景です。

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1990年代に私が「都心クロカンコース」を考案したころ、皇居外堀沿いの遊歩道はほぼずっと未舗装の土の地面を走ることができましたが、終点に近い上智大学わきの土手の上は一見未舗装のようでありながら地表面がアスファルトのようなもので固められていました。

秋の朝とあって斜めに射す光と陰が美しく、そのコントラストを撮る写真も多くなりました。こんな場合、写真をわずかに補正して編集する際に難しいのは、光と陰のコントラストの強さと陰の色です。
人の目、少なくとも自分の目は、光が当たったハイライトの部分と陰のシャドー部分の両方を難なく見ることができますが、写真でふつう陰影のグラデーションを表現できる明暗の差は限られています。つまり明るい部分が真っ白に「飛んで」しまうか、暗い部分が黒く「つぶれて」しまうかすることが避けられません。

それでも今のカメラはかなり性能が良くなって、私が愛用するコンパクトカメラであっても、注意深く露出を決めて撮影し事後的に補正を加えると、ある程度は「白飛び」を抑えたり「黒つぶれ」した物の階調を起こしたりすることもできます。
かといって、そうした補正をし過ぎると本来、光と陰の織り成す景色を切り取るべき写真が絵画のようになってしまいます。とはいえ、目で見る景色は決して白飛びも黑つぶれも起こしていないわけで、そんなコントラストの強すぎる写真は、自分が再現しようとした絵ではないことも確かです。そんなこんなを考えて編集をする際、結局のところ落としどころとして、「見て感じた通り」に近く、かつ「写真らしさも失わない」ような最低限の補正を加えることになります。

また陰の色というのは、いわゆる「青かぶり」のこと。空に青空が広がっている時などは、物の陰は色の反射を受けて青っぽくなるものなのです。
人間の目はこれを、ほぼ完全に常時補正していて陰が青いと感じることは少ないはずですが、光を忠実に写し取るカメラを通すと写真の陰は青くなってしまい、そのままだとどうしても見たままとは違う風景が出来上がるというわけです。
そんなときに全く手を加えないのが「自然のまま」かどうかと言えば、やはり疑問があります。昔は青空による反射光のを目立たなくする「スカイライトフィルター」や、目に見えないのに写真に影響を及ぼす紫外線をカットする「UVフィルター」の常用が勧められていましたが、今はこうした機能はカメラごとに違う画像処理のエンジンや撮影モードごとの設定の中に多少は組み込まれているようです。

それでもやはり青かぶりが目立つときは目立つわけで、私は編集ソフトの彩度補正機能を使って、青っぽい色の「ブルー」や「シアン」の彩度=鮮やかさを落として目立たなくする微調整を加えることが多く、画面全体がどうしようもなく青っぽくなってしまった場合にはソフトの自動カラー補正機能で一発補正してしまうこともあります。
ただ、青の彩度を落としすぎてしまうと画面に青空も写っている場合、その色も寂しめになってしまうのは悩ましいところです。

いずれにせよ写真は決して真実なんかじゃなく、真実の風景はその一瞬で消え去っています。それでも、そのときに心に響いたものを残したい、伝えたいと悪あがきをするのが写真を撮るという行為であって、その人生そのもののように空しい行為のために、あれこれと悩んでいるというわけです。

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私が考案した都心クロカンコースは本来、外堀沿いの遊歩道が途切れた後、今は確か立ち入りが制限されている弁慶濠の水際のトレイルを通りましたが、今回はイチョウ並木の様子が見たくなって神宮外苑へと向かいました。
1カ月後の現在は既にイチョウの葉のほとんどは落ちてしまっているのでしょうが、この日はまだ、それなりに葉は落ちていたものの、まだ黄色くなりきっていない木もあって、見頃には一歩手前という感じでした。

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皇居に戻ってくると、ジョギングするランナーは増え、ちょうど5キロの外周コースの起点となる広場わきの時計塔前には、サークルのイベントを始めようというのか集まって準備体操をするランナーたちの姿も見られました。

以前は皇居を走っていても自分より速く走るランナーはほとんどおらず、滅多に抜かれることはありませんでしたが、走力の落ちた今となっては、女性にもどんどん抜かれるのに慣れてしまっています。
それでもこの日はわりに調子が良く、15キロというそれなりの距離を走った後でも、前のランナーについて行ったり抜かしたりすることもできました。食事療法によって体重が落ちたため体が軽くなったのが大きな要因と思われ、これならコロナ禍が去ってまた大会を走れるようになった際、頑張って練習すれば少しは以前の自分に近づけるかもしれないと期待してしまいます。
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