FC2ブログ
“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

最新トラックバック

カレンダー

05 | 2021/06 | 07
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

月別アーカイブ

FC2カウンター

全記事表示リンク

ハリネズミホテルへ

高校の2年先輩がプロデュースする芝居を昨日、兵庫・伊丹市内で観たのに続き本日は、兄がアイドルタレントらと一緒に出演して大阪城公園内の劇場で催された舞台を、息子を連れて観に行きました。

塚田僚一さん主演の舞台は「ハリネズミホテルへようこそ」。絵本風の世界をコミカルに描く作品で、兄は物語の舞台となるホテルの支配人役を演じていました。小学1年生の息子に「ぴったり」と声をかけてもらい観に行くつもりをしていたものの、コロナの緊急事態宣言が再び出されるタイミングに重なり少し躊躇していたところ、招待してもらえることになって出かけました。

芝居は確かに大人向けというより子ども向けなくらいで、舞台を初めて観る息子も席に座り続けることができ、大喜びで週末の宿題となっている作文ノートにその話を書くほどでした。
とはいえコロナ対策で楽屋を訪ねることもかなわず、息子も私も兄と顔を合わせることもないまま帰路に就いたため、劇場で撮った写真は入口のガラス窓越しに掲げられた電子看板だけ。あとは前後に息子といただいたランチやおやつ、それに行き帰りに電車に乗った際の写真もオマケして掲載しておきます。

BL210117モグー1IMG_1570 BL210117モグー2IMG_1582 BL210117モグー3IMG_1567

BL210117モグー4IMG_1588 BL210117モグー5IMG_1554 BL210117モグー6IMG_1580

今回の緊急事態宣言では、映画館と同様に劇場も営業自粛の対象から外れていますが、今回の公演では夜の部が当初予定より1時間繰り上げられたほか、客席は1席ごとで市松模様状に利用されていました。
それでもコロナで客足が鈍るのは致し方なく、広いホールの両脇や後ろ側は空席になってしまい、全体の「入り」は50%を大きく下回ってしまうほど。舞台で熱演する役者さんたちや興業の主催者側にとっては厳しい状況でした。

また子どもも十分に楽しめる舞台でありながら、アイドルが出演することもあってかチケットの値段がそれなりに高く、小人料金を設定するなど子ども向けのプロモーションもなされていないことから、昼間のマチネーだったのもかかわらず子どもの姿は数えるほどしか見られませんでした。
まあ、こちらとしては4カ月前に甲子園球場でナイター観戦をした時と同じくゆったりと、前の人の頭に視界を遮られることなく観劇できて、ありがたかったのですが、ちょっと複雑な思いもありました。

今回、劇場などが休業要請の対象から外れたのは、表向きには感染リスクが比較的少ないからとされていますが、何もかもに補償を出していればきりがないという事情もあるのだと思われます。
ただ、公演をする側としては感染者集団のクラスターを起こせば死活問題となりますし、座席の使用率を下げるなどの対策を取らなければ客が来づらくなるとあっては、興業を成り立たせるのは至難の業のように思われます。いわば生殺しにされているような状態なのではないでしょうか。

そもそも芝居というものは舞台と客席の人が実際に同じ空間を共有して初めて成り立つもので、人と人との接触を避けることを強いるコロナとは根本的に相いれないものです。とはいえ、そうして人と人とが近づいて一期一会の世界をつくるからこそのすばらしさもあるわけで、テレビや映画、ネット配信などに代えることもできません。
もっといえば、文化というものは、コロナ対策においては「敵」とされる「不要不急」の最たるものですが、それが人の心も世の中も豊かにしているわけですから、それを切り捨ててしまうようでは世界が味気なくなってしまうばかりです。

というわけで、コロナの逆風にもめげず開いている舞台は応援したくなります。
特に昨日の公演のような手弁当に近い小劇場では、皆さんが舞台芸術の灯を消したくないという使命感も持って公演を続けているようで、そうした人たちが投げ出さずに頑張れるような公的・私的な支援の輪が広がることを期待してしまいます。
スポンサーサイト



コメント


管理者にだけ表示を許可する