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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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ジダンさん壮行ラン

私の中学・高校の同級生であり駆けっこ仲間でもある名古屋在住のジダンさんが来月半ば、大阪に栄転することが決まり、本日はジダンさんの地元・藤が丘を起点にして壮行会を兼ねた「散策ラン」をしました。

ジダンさんこと関谷尚之さんには、これまで何度も登場してもらっていますが、再び簡単に紹介いたします。
私たちは大阪にある国立大の附属中学と高校で6年間を一緒に過ごした同級生です。
わずか4クラスの生徒が6年間を共にするわけですから、同級生たちは互いに全員のことを知っているという関係になるのですが、ジダンさんと私はそのころ、遊び友達ではありませんでした。

ところが10年近くも前、大阪で開かれた同窓会で再会した際、私たちは互いにランニングという趣味を共有していることを知って意気投合したのです。
しかも、単に少し走っているというのではなく、トライアスロンを経験していたり、山道やフルマラソンを超える距離を走っていたりと、相当ディープに駆けっこをしているということも判明したものですから、奇遇というほかありません。

それから間もなく、ジダンさんは仕事で東京に来ることになり、いきおい私が所属する明走会にも参加。
それ以来、私たちは、つくばマラソン、サロマ湖100kmウルトラマラソン、日本山岳耐久レース(ハセツネ)、富士登山競走など数々の大会にも一緒に出場するなどしてきました。
そして3年前に名古屋に転勤してきたジダンさんに続いて私も昨年、名古屋に転勤。
これはもう、クサレ縁とでもいいましょうか、ただならぬ因縁を感じざるを得ません。

というわけでジダンさんが大阪に転勤すると決まったといっても、そもそも名古屋と大阪が近いこともあって、あまり遠くに離れる感じはしないのですが、とりあえず当面は、一緒に気軽に、近場を走る機会はなくなりますので、壮行ランの企画に乗ることにしたというわけです。

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昼下がり、名古屋市営地下鉄・東山線の終点、藤が丘駅に集まったのは、私とジダンさんのほか美女2人(中央)。
ジダンさんの地元のスポーツクラブ仲間で、今年2月の東京マラソンに初出場を果たされた紀子さん(左)と、私の仕事関係の駆けっこ仲間である元駅伝選手の七保子さん(右)。
私たちはジダンさんのホームコースである庄内川の支流・香流川(かなれがわ)沿いの遊歩道を東に向かい6年前に万博が開かれた会場跡地の「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」を目指しました(右)。
川岸に菜の花が咲き乱れる香流川沿いで、私が前に出てカメラを構えると、ジダンさんは「おれはいいから、美女2人だけを撮ってくれ」とスピードアップされましたが、間に合いませんでした。

モリコロパーク手前には、きつい上り坂がありますが、東京マラソン前には歩いてしまったという紀子さんは、力をつけられた様子で走り続けられ、何年ものブランクの後、走り始めたばかりという七保子さんも、さすがに元選手とあって、軽やかな足取りのまま涼しい表情でクリアされました。

モリコロパークは、万博の会期中に林立していたパビリオンなどの施設の大半が撤去され、緑豊かで静かな自然公園へと姿を変えていました(左)。
私が名古屋への転勤が決まるより前に名古屋に来たことがあったのは唯一、万博を1度だけ訪れた6年前の夏のことで、そのときは猛暑の会場が大勢の来場者で、ごったがえしていました。
新緑に包まれた今のモリコロパークは、まさに「夢のあと」という感じがしました。

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モリコロパークで一番人気のスポットは「となりのトトロ」に登場する家を再現した「サツキとメイの家」(左)。
万博を訪れた際と同様に待ち時間が長く、今回も入場はしませんでしたが、その代わりに近くの展望台から全景を眺めることができました。

再び香流川沿いに戻ると、「サツキとメイ」にお似合いのコイノボリが春風を受けて泳いでいました(中央)。
そういえば、4月ももうあとわずか。薫風の季節が近づいてきています。

香流川の堤防の斜面を跳びはねるように走っていたのはイタチ(右)。
実は当初、2匹が一緒にいましたが、私たちに気づいて1匹が駆け出したのが、この瞬間です。
昨年9月の生物多様性会議(COP10)で注目された日本の「里山」の風景が、このあたりには残っています。

私たちのゴールは、香流川沿いを途中まで戻ったところにある天然温泉の日帰り入浴施設。
ここで汗を流した私たちは送迎バスに揺られて藤が丘まで戻り、もう1つのメーンイベントである打ち上げを、夜遅くまで続けました。

本日は休憩も挟み、景色やおしゃべりを楽しみながら、のんびり走る「マラニック」(マラソン&ピクニック)で、走った距離も10数キロと控えめ。
それでも里山の景色を楽しみ、清涼な空気をたくさん吸って、快い満足感に包まれることができました。
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