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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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正月に帰省

新年あけまして、おめでとうございます!!

大みそかの夕暮れ時に近所の鶴舞公園で「走り納め」のジョギングをした私は、遅くにとりかかった年賀状の作業や食事などをしながら久々に「紅白歌合戦」を見て作業に戻り、そのまま年を越して明け方まで大掃除の残りなどを済ませました。

短い睡眠の後に起き出した後は、父母が待つ大阪の実家に帰省し、お屠蘇で新年を祝って食事と酒盛り。
昨年80歳を迎えた父の昔話などに耳を傾けながら酔っぱらって昼寝。
昼間のお酒が残ったまま酒盛りの2回戦に突入したため、元旦の「走り初め」はままならず、少々疲れてきた肝臓に鞭打って、お酒をまたたくさんいただきそうな1年を予感させる年初めとなりました。

しかし、大震災の被災地の復興を願って「絆」をテーマにした「紅白」を見て、家族との団らんを突然奪われるなど、つらい運命を背負うことになった多くの人たちに思いをいたすと、こうして家族水入らずで美味しいお酒をいただけるということが、どれだけ幸せなことかを実感せざるを得ません。
そして、幸せな者には幸せな者にしかできないことを、この世の中で一所懸命やっていくしかないのだということを、あらためて思うというわけです。

昨年、心に残った言葉の1つに、福井市内で起きた女子中学生殺人事件で服役した後、再審の開始が決定した前川彰司さんの言葉があります。
人生の中で最も実りが多かったはずの40代半ばまでの25年間を失い、精神状態が不安定になって療養中の彼は、「これから社会に対してやりたいこと」を聞かれた際、再び仕事をすることは難しくても、「何かボランティアのようなことをやってみたい。空き缶を1つ2つ拾うことだけであっても」と話されました。

長い服役期間中に社会から閉ざされた世界で暮らし、出所後もまた「元服役囚」だとして社会との当たり前の関係を取り戻すことができなかった前川さんが、それでもなお世の中を恨むのではなく、社会に対し少しでも何かをして人々とつながりたいと願っているのだと話す、そんな切実な言葉を聞いて、胸が熱くなりました。

彼はまた弁護団の先生から「(ボランティアなら)カンボジアにでも行ってみたらどうか」と勧めらたそうです。
そして、長くつらい内戦と混乱を経た経験のあるカンボジアの国について「苦しみの多いところには、恵みも多いと言いますから」と話されました。
復興を進めるカンボジアの人々と自分の運命を重ねるようにして、前向きな心を失っていないことを表現した彼のこの言葉にも、ずしりと重たいものを感じました。

過ぎてしまったつらい時間は戻すことができませんし、不幸や災いをもたらしたものに対しての検証や追及、反省も大事なことですが、人間にとって一番大事なことは前向きな心であり人とのつながりや絆なのだということを、あらためてかみしめるような年の初めでありたいと思うわけです。

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さて、掲載した写真の紹介をすれば、まずは辰年である今年の干支にちなんだ竜の形のぽち袋(左)。
自宅近くのコンビニで買ったものですが、なかなか凝った、かわいらしいデザインの袋です。
これに、竜の涙ならぬ雀の涙ほどではありますが、「お年玉」を包んで、両親に1つずつ渡しました。

次は、お正月の食事に付き物である、お屠蘇(とそ)。
子どものころから、お酒をいただく機会が少なくなかった不良な家庭に育った私ですが、正月のお屠蘇は新年を祝うための「薬」のようなもので、お酒ではないというような理解をして、未成年のころにも堂々と胸を張っていただいていた記憶があります。
というものの、中身はもちろんお酒。美味しい「原酒」でつくったお屠蘇をいただきました。

そして、とりあえず食卓に上った、お酒のびんの数々(右)。
お屠蘇をつくった酒は実家で用意してくれたもの。
その左にある「加賀鳶」は、両親の出身地である石川県の銘酒で、先だって金沢に出張した帰りに駅構内の土産物店街で、私にとっても懐かしい数々の石川の名産品とともに実家に送り付けた自家製「ふるさとセット」の1つ。
右側のポップンジャ(覆盆子=キイチゴの一種)酒は、韓国・コチャン土産(といっても、もらいもの)。

左側のモロミ入りの濁り生酒は、福島・喜多方の銘酒「大和川」の逸品で、年末に名古屋駅前のデパートから送り付けた正月用の日本酒6本のうちの1本。
大和川は、私の後輩の美人記者の1人がかつて酒造り体験の渾身のルポを書いたことがある実力派の酒造メーカーで、デパートの酒売り場に出ていた特設コーナーの1つで試飲をさせていただいて、リーズナブルな値段の割には断トツに美味しかったため、即決で2本を購入しました。

その時、既に山口の銘酒「獺祭」のスパークリングや、やはり特設コーナーを出していた愛知の酒の「前日にしぼった」ばかりの量り売りの生酒など4本を購入して配送を頼んでいましたが、それに2本を追加したわけです。
すると、愛知の酒のコーナーにいらしたメーカーの男性が「そのお酒は、いいですよね」と、他社の酒ながら、大和川の濁り酒を選んだことに同感してくれました。

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食卓に並んだお節料理のお重は自家製ではなく、京都にある老舗の料亭旅館から取り寄せたもの(中央)。
美しく並んだ手の込んだ料理の数々の中に、今年の干支である「辰」の文字をあしらったものもあります。
私の名前の1文字が干支となっている今年は、自分の年のように感じますが、実のところ私の干支はネズミ。
十二支が1巡する間に、自分の年が2回もまわってくるようなもので、得をした気分です。
〈いやいや「巳」年もありますので、自分の年のように感じる年は3回でした。〉


母はかつて、年末が近づくと何日間もかけて、すべて手製のお節料理をつくってくれたもので、それを思うと、出来合いのお重は寂しいような気もしますが、食べ盛りの子どもが2人いた時代と今とは事情が違うわけで、ここ数年のこんな手抜きは全然「アリ」だと思います。

とはいうものの、すべてが出来合いというわけでもなく、お煮しめや酢レンコン(右)、棒鱈の煮つけ(左)など幾つかの懐かしい料理は手作りされて、お重の周りに並びました。
お重の方も、出来合いにしては十二分に美味しかったのですが、皆がついつい箸を伸ばすのは、どちらかといえば手料理の方でした。
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